TAKASHI IKEGAMI 池上高志
Professor, The University of Tokyo / AISAC
池上高志は、人工生命・認知科学・ロボティクス・メディアアートを横断する研究者である。
東京大学大学院総合文化研究科教授。
1989年に東京大学で物理学の学位を取得後、生命や知能、自己性がどのように創発するかを、数理モデル・情報理論・身体実装を組み合わせて探究してきた。
最近の同氏の研究の中核は、「個体ではなく関係や集団から知能が立ち上がる」という視点にある。
社会性昆虫、単細胞生物、ロボット、アンドロイドといった異なるスケールの系を対象に、部分情報分解(PID)などの情報理論的手法を用いて、相互作用から生じる秩序や意味生成を分析している。
近年は、複数の大規模言語モデル(LLM)モジュールが非同期に動作するアーキテクチャを備えたヒューマノイド・アンドロイド「ALTER」シリーズの研究を通じて、人間—機械の共創や展示空間における相互行為のダイナミクスを実証的に検討している。